駆除用の薬

シロアリ駆除に使われてきた薬剤の変遷

昔から家屋などを食い荒らす害虫として、人々を悩ませていたようで、江戸時代には炭や油を使ってのシロアリ駆除が行われています。明治時代になると、シロアリ駆除の専門業者が現れはじめ、それまで使われてきた油の他に、化学物質・クレオソートが使われはじめます。戦後になると、クロルデンという薬剤が使われはじめます。強力な薬剤で、一度使えば二度とシロアリが住み着かない、といわれる程でしたが、人体に有毒であることから使用・製造が禁止になりました。その後には、クロルピリホスという薬剤がシロアリ駆除に多用されましたが、これも有毒性があり、建築物への使用が禁止されます。それ以降は、人体への影響が少ない薬剤の使用や駆除方法が行われるようになっています。

人体や自然界への影響が少ない駆除方法の模索

シロアリ駆除は江戸時代から、色々な方法が試みられてきました。そして、明治時代からは化学物質が使用されはじめ、特に戦後になると人体や自然界に有毒な物質が使われはじめます。かつて主流だったクロルピリホスにシックハウス症候群との関連性が指摘され、建築物への使用が禁止されます。これにより、人体や自然界に影響の少ない、薬剤の開発や駆除方法が求められました。現在では、有毒性の少ない薬剤や、使用する薬剤を最小限に抑えるベント工法が使われています。そしてこれからも、人体や自然界に影響の少ない駆除方法が求められます。他に例を探してみると、植物の害虫・アブラムシの駆除には、天敵のテントウムシの幼虫を放つという方法がとられています。将来的にはシロアリ駆除にも、その天敵を放ち、薬剤を一切使わない駆除方法などが現れるかもしれません。